奥深 OKUJIN

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場所

“地域の拠り所”のはじまりをみんなで祝おう
「meedo(みいど) てづくる、棟上げまつり」

2024年10月26日、深大寺東町のバスターミナル「晃華学園東」すぐのところで、「meedo(みいど) てづくる、棟上げまつり」が開催されました。 2025年春のオープンを予定している、なりわい賃貸住宅「meedo(みいど)」を会場としたイベント。奥深大寺エリアにできる、新たな場での初イベント!ということで、奥深編集部もおまつりに参加してきました。

バス停に降り立つと…あれ?なんだか工事中みたいだけど、ここに入ってもいいのかな?

それもそのはず。本日はmeedoの「棟上げ」、つまり「上棟」を祝う上棟式。上棟は建物の構造部分が完成した段階にあたります。上棟式は、ここまで無事に工事を終えられたことを感謝するとともに、完成までの安全を祈る儀式のことです。今回は、棟上げを地域のみなさんとお祝いしたいという思い、そしてmeedoの目指している場を一緒にイメージしてもらいたいという思いから、おまつりを開催したとのこと。

同じように「入っていいのかな?」という様子の地域の方々を、小田急バスのはっぴを着たみなさんが笑顔で迎え入れてくれます。バス折返場を横目に進むと、ぱっと視界が開けました。この場所は井戸のある広場になる予定。meedoって、どんな場所なんでしょう。

バスターミナルを、地域の方に愛される場所に

「なりわい賃貸住宅」とは、お店がひらける土間付きの賃貸住宅(一部住居専用タイプもあり)とのこと。昔の商店街のように、自分の家の軒先で、好きなことや挑戦してみたいことを仕事にすることができます。「住む」だけでも「商う」だけでもなく、それらが混じり合い、共存する“なりわい暮らし”ができる場が、この「meedo」です。

「水」と井戸の「井」を組み合わせたロゴ。名前には「edo=絵堂」も隠れています

~meedoの名前の由来~

施設のコンセプトである“水と人々の営み”、
施設のシンボルである“井戸”、
また計画地の周辺には「絵堂(えどう)」と呼ばれる農村集落があったことなどから名付けられました。

国分寺崖線の豊富な湧水とともに暮らしを営み続けてきた、水に縁の深い土地。その土地で暮らす人々が集い、重なり、交差する場を目指して、meedoの建設は進んでいます。地域にひらかれた場として、災害時の共助の拠点になれるような機能も有しています。

テーマは“てづくる”

広場では、自分の「好き」や「やってみたい」を形にできる、3つのワークショップが開催されていました。

ジャムの瓶や調味料のペットボトルの底がスタンプに!

調布を拠点に活動するフードコーディネーター・サゴイシオリさんのワークショップは、おやつラッピング。好きなだけスタンプを押して、自分だけのオリジナルラッピングぺーパーを作り、焼きたてあつあつのワッフルを包みました。

選ぶところから楽しい、小さな小さな人形のパーツたち

神代植物公園近くの手芸店「cassiopeia(カシオペイア)」さんは、レジンアクセサリーづくり。型の中にパーツを入れて、キラキラのラメパウダーやホログラムを散りばめ…約10分で、素敵なピンバッジの出来上がり。

折って重ねて…ちょっと難しいところも面白い

DIY工房「中原工房」さんは、「木のはな」づくりとかんな削りの体験。「かんなくず」で作った可愛いお花は、ひのきのいい匂いがするところも素敵。かんな削りの難しさには、職人技のすごさを実感して思わずため息が出てしまいました。

フードトラックの中には、本格的な石窯が!

お昼をまたぐおまつりなので、会場には福岡門司港名物・焼きカレーの「ALCA DELI.(アルカデリ)」さんもスタンバイ。とろ~りチーズのたっぷりかかった、できたて熱々の焼きカレーを求めて列が出来ていましたよ。

みんなで祝う、meedoの棟上げ

そうして午後、いよいよ上棟式!!

事業主である小田急バスの早川さん、企画・設計・監理を担当するブルースタジオの大島さんから、「meedoが地域に愛される場、地域のみなさんの集う場になれば嬉しい」とのご挨拶がありました。

2階屋根の足場部分に大工のみなさんが並びます。こうして見ると、かなり高い位置! そして建物の一番高い部分、つまり棟木に、工事の安全とこの地の繁栄を祈願する御幣(ごへい)が取り付けられるのを大勢の参加者が見守ります。

「さあ、いきますよー!」威勢のよいかけ声とともにまかれる、たくさんの紅白の丸餅。

エコバッグを構えて、しっかりキャッチしている方もいれば、手に当たってはじいてしまい、お隣さんと渡し合う姿も。コロコロ…と転がってきたものを拾って、ラッキーだね!と笑い合う場面もありました。

おもちが全てまき終わると、次はお菓子まき。「たくさん取れたー!!」と嬉しそうな子どもたち。色とりどりのお菓子の袋が宙に舞う様がとても綺麗でした。

もちまきは「福のおすそわけ」という意味合いがあるそうですが、福と一緒に笑顔もわけ合えるようなひとときでした。

聞いてみました! 地域の声「こんなお店があったらいいな」

当日は建設中の建物の一部、シェアキッチンになるところがmeedoの紹介ブースになっていました。展示パネルや完成イメージの模型を眺めていると、「どんなお店が来るのかな」「結構奥まで建物ができるんだ」「緑が多い、素敵だね」と、 “meedoのこれから”へのワクワクが広がっていきます。

現時点では、まだどのようなお店ができるかはわからないというmeedo。地域のみなさんに「どんなお店があると嬉しいですか?」とお聞きしてみました。

「気分の上がるようなお惣菜屋さんやお弁当屋さんがあったらいいな」

「スーパーとはまた違う、ちょっとおしゃれなお惣菜が買えたら近所で買えたら嬉しい」

「カフェも増えてほしいよね」

「このあたりはパン屋さんがないから、パン屋さんが欲しい!!」
「ハードタイプのパンは子どもが食べにくいから、子どもが喜ぶような可愛い見た目で、ふわふわのパンが売っていたらいいよね」

一番多いのはやっぱり食べ物の話! 特にパン屋さんは複数名からリクエストがあがりました。

「幼稚園のお迎えまでのスキマ時間を楽しく過ごせるような場所だったらいいなあ」

「おにぎりやパンを買って、広場のベンチで食べたいね」

「愛犬家も多いエリアだから、ドッグランや散歩途中に立ち寄れるお店があると喜ばれそう」

「少し前までこのあたりに週末限定で来ていたカレーのキッチンカー、いつも行列ができていたので、あんな風にまたキッチンカーが来てくれたら楽しいかも!」

広場やシェアキッチンがあるので、公園のような使い方を思い描いている方も。

「暮らしにプラスアルファの楽しみをもたらしてくれるようなお店」が、すぐに行ける距離にあったら嬉しいね!と盛り上がりました。

そのほかにもmeedoでは、施設内にカーシェアリングやシェアサイクルの用意を進めるなど、近隣エリアのさらなる利便性向上も計画に入っているとのこと。

「バス通りから裏手に通り抜ける道が狭く、子どもが危なっかしくて心配で。通りやすくきれいな緑道になる予定と聞いて、とても嬉しいです!」という声もありました。

人と人の暮らしが交差するターミナル

バスに乗るときも、乗らないときも、ふっと立ち寄れるお気に入りの場所。「いい天気ですね」と自然に言葉を交わし合えるような、心ほどける場所。meedoはそんな場所になるのかな、とおまつりの様子を眺めながら感じていました。

2025年春のオープン時にもイベントの開催を予定しているというmeedo。そのときは改めて“わたしたちの拠り所”のオープンを、思いっきりみんなでお祝いしたいですね!

○meedo 公式メディア
Webサイト:
https://www.odakyubus.co.jp/meedo/
公式instagram:
https://www.instagram.com/meedo_jindaiji_official

○プレスリリース
https://www.bluestudio.jp/bs_news/013856.html

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